うわの空病

ヲタクがこねくりまわすブログ

NMB48 9th Anniversary LIVE(大阪城ホール)

NMB48 9th Anniversary LIVE @大阪城ホール 2019/10/5

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セットリスト

(出演特筆なしはALL)

前座:“よこっぱら”漫才(横野すみれ、原かれん)

M0 over ture

~NAMBA SAMBAに乗せてメンバー登場~

M1 ワロタピーポー

M2 北川謙二

M3 サササ サイコー!

M4 床の間正座娘

M5 僕は愛されてはいない(白間美瑠

M6 なめくじハート(塩月希依音、泉綾乃、岡本怜奈、三宅ゆりあ)

M7 待ってました、新学期(南羽諒、大田莉央奈、堀ノ内百香、安部若菜、坂本夏海、小川結夏)

M8 Which one(佐藤亜海、小林莉奈、新澤菜央、原かれん+Queentet)*1

M9 ハートの独占権(中川美音、武井紗良*2

M10 わるきー(“わるここ”梅山恋和、“わるすー”横野すみれ、“わるぴぃ”村瀬紗英

M11 妄想ガールフレンド(渋谷凪咲、安田桃寧、山本望叶、山田寿々、堀詩音、山尾梨奈森田彩花、水田詩織、西澤瑠莉奈鵜野みずき、前田令子、出口結菜、中野美来、菖蒲まりん、杉浦琴音)

M12 ダンスパート(だんさぶる!)

M13 やさしさの稲妻(だんさぶる!)*3

M14 春が来るまで(久代梨奈太田夢莉*4

M15 抱きしめられたら(山本彩加、梅山恋和、上西怜

M16 10クローネとパン(谷川愛梨井尻晏菜古賀成美石塚朱莉*5

M17 雪恋(山崎亜美瑠、貞野遥香、清水里香、明石奈津子、本郷柚巴、中川美音、山田寿々*6

M18 僕だけの君でいてほしい(Queentet)

M19 涙の表面張力(Queentet)

M20 イマパラ(森田彩花山尾梨奈、山本望叶、安田桃寧、山田寿々、堀詩音、山尾梨奈森田彩花、水田詩織、西澤瑠莉奈鵜野みずき、前田令子、出口結菜、中野美来、菖蒲まりん、杉浦琴音)*7

M21 卒業旅行(川上礼奈白間美瑠吉田朱里*8

M22 がっつきガールズ(チームN*9

M23 パンパン パパパン(チームM

M24 ジュゴンジュゴン(チームBⅡ)

M25 理不尽ボール(研究生)

M26 タンポポの決心*10

M27 カモネギックス(21st選抜メンバー)

M28 高嶺の林檎(正規メンバー)

M29 ナギイチ*11

M30 僕らのユリイカ

M31 イビサガール

M32 僕だって泣いちゃうよ

M33 母校へ帰れ!

ー本編終了ー*12

EN1 初恋至上主義(22nd選抜メンバー)*13

EN2 三日月の背中

EN3 夢は逃げない

EN4 青春のラップタイム

ーアンコール終了ー

WEN1 NMB48

ー全編終了ー

 

感想

単刀直入に、とても良かったです。

近年のNMBのコンサートは、劇場公演のように来場者アンケートを実施していて、終演後にQRコードを読み込んで感想を送れるんですが、とてもじゃないけど書き切れないほど褒めたいところ、感謝したいところがたくさんありました。取り急ぎ送ったアンケート回答がこちらです。

当たり前に全然書き切れてない。というわけで以下に言いたいことを書けるだけ書こうと思います。

 

8周年の前座はパラパラ同好会によるパラパラコーナーで一緒に動画を録った記憶があるんですが、今年は研究生“よこっぱら”漫才。しかもこれが本編への布石になっていて。overtureが明けると漫才中に練習したコール(NAMBA SAMBA)に乗せてメンバーが加入期別に登場。上手い。

そして加入期別となると、ドラフト1期が武井紗良さんソロ登場になってしまうわけですが、ここでヲタクの声援ボルテージが上がるんですね。あったかいナリ…。

サンバからの「ワロタピーポー」。これはもう祭りです。NAMBA祭とは何だったのかとなるくらい祭り。ワロタピーポーではペンライトを緑で揃えて草生やそうね、っていう草の根運動を続けていく必要性を感じました。ワロタピーポー前半曲属性高いよね…。と思ってたら立て続けに「北川謙二」「サササ サイコー!」と中盤~終盤に持ってきがちな盛り上がりソング。完全に祭りです。

ユニットコーナー、これが本当にすごい。どう表現したら伝わるのか。もう全打席ホームラン狙いみたいな、HUNTER×HUNTERのゴンのグーパンみたいな。全曲メインディッシュなんですよ。このコーナー1曲1曲に懸けるメンバーとスタッフの熱意がバチバチに燃えてる。

前述のアンケートで良かったユニット曲を1つ選ぶ項目があるんですが、1曲選ばせるなんて殺生ですよという話なんですね。結局アンケートでは「なめくじハート」を選択したんですけど。なめくじハート、ただでさえ可愛いのに間違いない人選の中学生選抜。けいとちゃんとあーのんが可愛いのは知ってたけど、岡本怜奈ちゃんと三宅ゆりあちゃんもバッチリ可愛く踊ってくれててニコニコになりました。お年玉あげたい。

「Which one」では若手の“そういう系”メンバー4人が披露してるかと思いきや、後ろから本物のQueentetが登場して4人を驚かせる、というさながらモノマネ歌番組の演出。古典的だけど面白いんですよね。有吉の壁で見たばっかりだったので。で、これ上手だなと思ったのが、8コンやチーム4コンなどではしれっと4人曲として扱われてるんですが、オリジナルでは5人曲じゃないですか。他のグループが4人曲でする分には問題ないかもしれないけど、NMBでそれをやると賛成意見だけではなくなると思うんですが、「ご本人登場」の演出を入れることで4人曲である必要性が生まれて誰も傷つかない仕様になってる。凄いね…。

NMBではこの日の出演メンバーで卒業発表しているメンバーが4人(太田夢莉さん、川上礼奈さん、久代梨奈さん、武井紗良さん)いたんですが、ユニットブロックでは彼女たちもしっかりフィーチャーされていました。特にグッときたのが武井紗良さんが可愛がってる後輩の中川美音ちゃんを指名して披露した「ハートの独占権」で、残念ながら選抜経験がないまま卒業してしまうタケコ先生だけど、こうやって後輩たちからは慕われて、メンバースタッフからも愛されて卒業していくことが伝わってきて良かったです。見切れ席、立見エリアまで設けた大阪城ホール全体から「みおん」コールを受けたことは、美音ちゃんのこれからのNMB人生にも影響するんじゃないかなと思います。素敵な先輩です。

もちろん“ゆーりなっち”の「春が来るまで」も、あえて使いますが“エモ”でした。あんなにバブバブしてたゆーりなっちがお姉さんになって、最後に立つ大阪城ホールで二人でトロッコに乗って。私は初代BⅡが好きだったので、尚更感慨深かったです。

そして言及しないわけにはいかない、「わるきー」最強決定戦。NAMBA祭東京会場、神戸会場にいなかった全ナンカスの心残り“わるここ”“わるぴぃ”の対バンに“わるすー”をブチ込むというトッピング全部乗せみたいなわるきー。良くないわけがないし、これ、何より最も効果があるのが、その日会場にいたことのスペシャル感。通常のわるきー(ソロ)ではライブ中継や映像化した際に終始そのメンバーが映っていて眼福、となると思いますが、今回は3人いるわけで、誰かが映ってる間は他の2人は映ってないんですね。つまり3人のうちの誰かを一生見てたいという望みを叶えられるのは、その日会場にいた人だけなんですよ(推しカメラ映像が後に公開されるなら別ですが)。要するに「私は双眼鏡必死に覗き込んで一生“わるここ”見てましたが?」という報告です。

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からの間髪入れずに「妄想ガールフレンド」。これについては春の近畿十番勝負を参考に。

tsk22-2.hatenablog.com

 妄想ガールフレンド衣装の山本望叶さんに ま た 会 え た !!!!!ということでわるきーに引き続き一生双眼鏡覗き込んでました。他にどのメンバーが出てたのかはMCコーナーになってから知りました。すみません。妄想ガールフレンド衣装で踊る山本望叶さんを1秒たりとも見逃すわけにはいかないので。

望叶さんといえば例のアンケートでこの日のMVPに指名しちゃってるんですけど、妄想ガールフレンドにとどまらず、なんと、ユニットブロック後半で再登場してパラパラを!踊ってるんですよ!!!ギャルの制服着て!!!!手首にシュシュつけて!!!!パラパラを!!!!!いや、これも本当に申し訳ないんですが、パラパラ同好会さんのパラパラレッスンをすべてサボって一生双眼鏡見てました。本当すみません。ギャルの望叶さんを1秒たりとも見逃すわけにはいかないので。望叶さんのパラパラ、本当に、最高です。

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あと上手いなと思ったのが「10クローネとパン」。出演メンバーのスキル的な部分ももちろんなんですが、演出の匙加減が絶妙で。曲を止めて劇をしてしまうと少なからず客席はダレてしまうところもあると思うんですが、あくまで曲を表現する一環としての演劇要素で披露してるから見てる側も自然と引き込まれるし、セットリストの中でも浮かない。劇のための曲ではなく、曲のための劇、として10クロを使ってるんですよね。井尻さんが脚本を書いたりするのを担当したらしいので、その辺りは実際にNMB48のステージに立って客席と向かい合う空気を知ってるメンバーならではの力加減だったのかなと思います。

最後に忘れてはいけないのが「雪恋」で、山崎亜美瑠さんも貞野遥香さんも本当に凄い!山崎亜美瑠さんの歌が上手いのは歌唱力NO.1決定戦などを通して知ってたけど、大阪城ホールのステージでソロであそこまで気持ちよく歌い上げるスキルとバイタリティ、その背景にある努力に脱帽です。さだはるちゃんのバレエも話には聞いてたけど確かに習い事でやってましたなんてレベルじゃ当然なくて、こんなに踊れる子がバレエやめてまでNMB48に懸けてるんだなと覚悟がバシバシ伝わってきました。しかも歌える。なんなんだ研究生。

既に感想の文量がエグくなってきた。M22~M24のチーム曲パート、これまたとても良かったです。音源で聞いた時からそうだとは思ってたけど、やっぱり21st c/wのチーム曲はライブ映え力が高い。特にチームMの「パンパン パパパン」はめっちゃ良いです。これは今後のコンサートや、あるいは劇場公演のメドレーパートなんかで積極的に起用して育てていってほしいですね。あと研究生の「理不尽ボール」でセンター前田令子さん、両脇に小林莉奈さん、菖蒲まりんさんがいたのがギャルの圧って感じで良かったです。

タンポポの決心」これ見て泣かないナンカスおるか?って感じ。NMB曲ではないけど過去にチームMが二度も劇場公演で使用してる『アイドルの夜明け』公演曲で縁も深く、個人的には川上礼奈さんがキャプテンをしてた時代のアイドルの夜明け公演に通ってたので尚更グッときました。ただただ良かったです。

高嶺の林檎」で両脇に白間美瑠さん、太田夢莉さんを従えて全正規メンバーのセンターに立つ梅山恋和ちゃんを見られたのももちろん震えたんですけど、後半パートの見所はやっぱり全員で踊る「僕だって泣いちゃうよ」かなと思います。これは8周年でも全員で披露してたんですけど、この曲は大人数で披露すると魅力が跳ね上がりますよね(AKBでいうところのシュートサイン的な)。

 アンコール後に22ndシングルの告知映像が流れ歓声、選抜メンバー発表の文字で歓声、センターの発表で悲鳴。会場にいたみんなが「センター太田夢莉」の文字を待ってる感じがあって、月並みな言葉ながら、夢莉ちゃん愛されてるなと思いました。NMBのシングルで発売と選抜とスペックとジャケ写と初披露が全部まとめて発表されるのって、かなり珍しくないですか?情報量が多すぎてヲタクはウオオオオしか言えませんでした。

「初恋至上主義」、いい曲なんですよ。明るい曲調のシングルってだけでもありがたいのにダンスが楽しそうで可愛い!これ重要なんですよね。「母校へ帰れ!」もそうなんですけど、踊ってるメンバー同士が楽しそうなのが一番好きなので。披露した後に夢莉ちゃんが「自分が卒業した後もたくさん歌われる曲になってほしい」みたいな話をしていたんだけど、本当にそうなってほしいですね。そう言った後に「いやNMBのシングルなんだから歌われて当たり前ですよね。何言ってるんだろう。自意識過剰でした」と訂正してたのも夢莉ちゃんの人柄が表れてて可愛かったですが、自意識過剰でもなんでもなく夢莉ちゃんが言った通りだと思います。

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毎年恒例の「三日月の背中」、毎年恒例なのに泣いてしまう。加入期別に歌って踊って、6期生は休演してる子たちのうちわ持って踊って、ひたすらに暖かい時間。めそめそ。

私すごく小嶋花梨キャプテンのお話を聞くのが好きなんです。コンサートの総括などでスピーチする機会がある度に、「キャプテンが花梨ちゃんでよかった」と思うし、「次の握手会で『今のNMBが最高だよ』って伝えに行きたい」と思う。9周年でもそうでした。そんなスピーチの締めで次の曲振り、「夢は逃げない」。震えた。まじで。

「夢は逃げない」は当然ながらドラフト3期生と6期生の曲なんだけど、同時に「山本彩さんがNMB48に遺した楽曲」という側面も持っていて、今回は後者としての披露。だけど先輩メンバーをセット上段に置いて、本ステージにはドラ3と6期の“オリメン”たちが広がっていて、先に昇格した元研究生メンバーも自分のポジションで、全メンバーのセンターに大田莉央奈さんが立って踊ってる。上段の先輩メンバーも、本ステージの後輩メンバーもみんなで「夢は逃げない」を踊ってる。その姿が誇らしげに見えた。すごい光景でした。最後の最後にこんなものを見せられるなんて、って茫然としてしまった。しかも、曲中のモニターにはこれまでNMB48を卒業していったメンバーの卒業公演での写真がスライドショーで流れてて、最後には山本彩さんの「頑張れ」が卒コンの時の映像付きで。さすがにこれは反則。しかも、小嶋花梨さんのSRによるとリハーサルでは「頑張れ」は流れなくて、メンバーも本番で初めて「頑張れ」が(しかも映像付きで)流れることを知ったそうです。

最後はお家芸の「青春のラップタイム」とダブルアンコールで安定の締め。満足感が海。楽しすぎて時間感覚がぶっ壊れて、時計見たらまだ18時過ぎとかだったんで(開演15時)エッ!?!?ってなりました。さっきも書いたけどほんとに全打席ホームラン狙いのスイングしてくるから、こっちも乗り遅れないように必死でくらいついた3時間でした。会場を出てみれば、体は疲れてるのに足が無限に軽くて、コンサートのこと思い出しながらどこまでも歩ける気がするやつになってました。

いいコンサートだった、本当に。私はNMBメンバーのモバメは2人とってるんですが、どちらからも終演後にスタッフさんから「今までのNMBのライブの中でも1,2を争うほど良いライブだった」と褒められた旨のメールが届きました。いや、私は今までのNMBコンサート全てを把握してるわけではないけど、ただただそのスタッフさんに「わかる」と言いたい。裏の事情を知ってるわけじゃないからその辺りは想像だけど、この9周年コンサートに関しては何においても匙加減が絶妙だったんじゃないかと思います。選抜とか非選抜とか関係なく個性豊かなメンバーが特色を活かして輝いて目的(=祝9周年)を達成するコンサート、大人数アイドルの理想形のひとつなんじゃないでしょうか。

最後に

長々と失礼しました。最後に言っておきたい、梅山恋和ちゃんの可愛さ限界突破してる(557315回目)

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*1:途中からQueentetがサプライズ登場

*2:武井紗良卒業映像

*3:だんさぶる!1周年単独ライブ発表

*4:久代梨奈太田夢莉スライドショー

*5:演劇仕立て

*6:フルサイズ披露で1番は山崎亜美瑠ソロ、貞野遥香バレエダンス。2番から他メンバーが登場し貞野も歌唱参加

*7:パラパラ同好会によるパラパラ振り付け指導

*8:川上礼奈卒業映像

*9:昇格メンバーも参加、以下同様

*10:卒業予定4名がメイン

*11:以下3曲スタンドにトロッコ登場

*12:暗転即「ヒーロー少女 可憐Flower」「極道なりたガール!」第2話告知映像

*13:22ndシングル告知映像