うわの空病

ヲタクがこねくりまわすブログ

博多座20周年記念公演 AKB48グループ「仁義なき戦い」「レヴュー48」を観た回

企画が発表されてから一貫して批判的な立場をとっていたこの度の博多座公演、なんだかんだあって11/24最終日昼公演を観た結果、「観に来て良かった〜」となりましたという話。

 

博多座公演に批判的な立場をとっていた理由

①AキャストBキャストどちらを選んでも見たくないキャスティングがある

②いや、ヤクザて

③グループの結束を固めるために舞台の興行を打つのは大変有効だと思うけど、それは48単位でなく各店単位でやってほしい

④「楽しいばかりがAKB」だったのにヤクザて

 

やっぱり観てみたいと思い券をとった理由

①元来レビューがめちゃくちゃ好き(宝塚)

②初日が明けてAキャストのメンバー(通しメンバー)のSNSを見てるととても充実している様子だった

豊永阿紀さんのAキャスト千秋楽ブログ(千穐楽 | HKT48 豊永阿紀オフィシャルブログ「トウカシタシム」Powered by Ameba)を読んで

④三日月屋のクロワッサンを食べてみたい

 

実際に舞台を観た感想

@若杉寛 すち

若杉のアニキが格好良すぎてLOVEすぎて若杉の女になりました。このヲタクネームを名乗っていて本当に良かった。あんた、来世で一緒に大阪行こうね…。

 

というのは置いといて、「仁義なき戦い」の方については、ストーリーは原作映画を観たことないので新鮮な気持ちで、メインキャラがバンバン死ぬわね〜と思って眺めてました(アイドルはバンバン死ぬな)

キャスト的なことを言うと、経験の有無もあるのか、メンバーによって力量が違うのがかなりハッキリ出てたな〜と思いました。やっぱりベテランメンバーはスキルも舞台慣れもありますよね。例えば高柳明音さんなんかは流石の一言でした。床屋での上野遥さんとのアドリブ面白かったです。

ベテランではないけど谷口めぐさんもやっぱり良かったです。特にセリフがない瞬間瞬間でも神原として生きてるというか(舞台なんだから当たり前なんですが)、些細な動きや、むしろ誰かの声に対する小さな反応すらもう神原!で。まぁクズなんですが…。

今回HKTメンバーがメインキャストのみならず通しキャストでもたくさん参加していたのですが、舞台度胸も腕もあるメンバーが多いなと思いました。田中美久さんがこんなにコメディエンヌだとは思わなかったし、村重杏奈さんはある意味で主役。レッスン期間にゴリゴリ主張した結果出演が増えたという逸話通りのゴリゴリモンスターでした(褒めてる)

そして個人的に優勝だったなと思うのが白間美瑠さん。みるるんが練習の虫であることは知られるところですが、この舞台でもそうだったんだろうなと感じる場面が多々ありました。この舞台に出演してる他の誰よりも良い演技をしようという強さが全開でした。推しの人が見たらまた違うのかもしれませんが、ステージの上でこんなにバチバチしてるみるるんを見るのは久しぶりだなぁと嬉しくなった次第です。レヴュー48でも腕を挙げる角度、曲げ方から研究してきてるのが伝わりました。私の中のMVPはみるるんです。

あと斉藤真木子さんと吉田朱里さんを山守夫妻に配役した人、天才か?いや原作見てないから夫妻が元々どういう役柄なのか分からないんですけど、この夫にしてこの妻あり、この妻にしてこの夫あり、みたいな。現実社会でもたまにいる運命の出会いとしか思えない夫婦、でした。完璧に。Aキャストの田島芽瑠さん、坂口理子さんの山守夫妻がどうだったのかもめちゃくちゃ気になります。

そう、Bしか観てないからAキャストではどうだったのか気になるっていうのが多くて。まず若杉のアニキ。Aキャストの向井地若杉はどんなアニキだったの?会いたいょ向井地若杉…。あと鈴江さん、松岡菜摘さんがすごく良かったので尚更Aキャストの村瀬紗英ちゃんがどう演じてたのか気になって。向井地若杉と村瀬鈴江、絶対可愛いでしょ…。あと田中みくりんが務めた槇原。みくりんはかなりコミカルに演じてて、冷静に考えたらハチャメチャクズなのに怒る気になれないみたいな役だったけど、山本彩加さんが演じたらどうなるん?あと谷口めぐさんのハマり役だった神原も、あのクズを豊永阿紀さんが演じたら…(ヤクザはクズしかいない)

座長の岡田奈々さんは、それはもう言うまでもなく主役。Aキャストを観てないから分からないと言いつつ、Bキャストの座長は岡田奈々さんにしか務まらなかったんじゃないかなと思います。全部をひっくるめて、座長!って感じです。Bの広能が岡田奈々さんだったから私は瀧野若杉ガチ恋になったのかもしれません。

 

第1部「仁義なき戦い〜彼女たちの死闘篇〜」、結論を言うと、Aキャストも観ればよかった〜😣です。

 

第2部「レヴュー48」、前述の通り私は宝塚で見たレビューが好きなのでそれは楽しくないわけないよなと思って臨んだんですが、想像以上の楽しさでした!メンバーたちが羽根背負って大階段でレヴュー踊ってるだけでありえんテンション上がりました。あんみつ姫さん天才!

仁義なきみたいに感想書いていきたいんですけど、レヴュー楽しすぎて記憶に残ってない。キャパオーバーでした。ただめちゃくちゃ楽しかったことしか…。48で羽根を背負うといえばM.T.に捧ぐ公演のアンコールだと思うんですが、もっと広い会場でもっと多い人数でもっと色とりどりの羽根を背負って踊ってんのが最高じゃないはずなくて(「ショーは終わらない」も超好きですけど)。

「青い檸檬」でレモン削って「波乗りかき氷」でかき氷削るの、めちゃくちゃ“ショー”って感じでとにかく楽しかった!黙々と黒子に徹するHKT研究生ちゃんたちがシュールで可愛い。吉田朱里さん、松岡菜摘さん、神志那結衣さんたちがかき氷担当だったんですけど、削った氷を客席のヲタクに投げつける姿が似合うの何の…。

からの各店新曲メドレー。まさか「初恋至上主義」が博多座で見られると思ってなかったから本当に嬉しかったです。夢莉ちゃんがいないところでもこの曲が生きてるのが嬉しいんですよね。曲中ずっとぽろぽろしてたけど、円になってくるくる回る振り付け、大きなステージで大人数で踊るととてもハッピーな気持ちになれる…。

サステナブル」もやっぱりいい曲で大好きです。岡田奈々さんソロパートから始まってパート毎にセリが高く上がっていくんですけど、推してるメンバーのそんな姿見られたらヲタク冥利につきるだろうなぁと思いました。

レヴュー48、一生愛す。

 

結論

手のひら返すのって気持ちいい〜(クズ)

私も批判的に見てた側のヲタクですが、もし会場が地元だったら最初から1公演はチケット取ってたかな〜と思うので、会場が東京だったら客席の埋まりは大分違っただろうし評判も広まっただろうなと思ったけどそれを言えば元も子もないわな〜。でも、博多座主催だから難しいかもしれないけど、東京でも追加公演できたらいいのにな〜と思ってしまいます。そしたらAキャスト観に行きたい!

ただどうしても殺し殺されみたいなストーリーなので、そこに抵抗があるヲタクもいるだろうし、「博多座に行ってないヲタクは〜」みたいな話にはならないかなと思います。推しメンが出演してたら観て損はなかったと思いますが(秒でマウントをとるヲタク)。次があれば是非、題材だけで避けざるを得ないヲタクが多くないテーマでもこういう興行を打ってみてほしいなと思いました。もちろんレヴュー付きで。

2019年のAKB48は「楽しいばかりがAKB」を掲げて全国を回ってきてその最後に何で任侠舞台?と思ってたんですが、実際観てみると「レヴュー48」は間違いなく「楽しいばかり」だったし、今回の博多座公演がAKB48“グループ”公演であることを思い出すとコントラストのようなアレなのかなと思いました知らんけど。

メンバーの皆さん、お疲れさまでした。

 

三日月屋のクロワッサンは美味しかったです。

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↑楽屋でクロワッサンを温めるゅぃゅぃ