うわの空病

ヲタクがこねくりまわすブログ

舞台「マジムリ学園」を見て救済された回

(承前)ノースリーブス10周年イベントのチケット全落で落ち込んだ直後に観劇したのが舞台「マジムリ学園」でした。

ドラマのマジムリ学園を毎回見てたので舞台も観に行こうかな、くらいの軽い気持ちで観劇したんですが、良い意味でドラマとは全く違う作品でした。

まずライバルキャラの描かれ方がまるで違います。ゆいゆい(主人公・リリィー役)の単独主演だったドラマ版に対し、舞台版はゆいゆいとなぁちゃん(ライバル・ネロ役)のW主演と言うだけあって、ライバル側のキャラもしっかり描かれていて、ライバル側の方がファンが多くなる王道の学園バトル物語になってます。これも王道展開として主人公との対決を通してライバル側のキャラの背景も一人ずつ明かされていって、自然とライバル側に入れ込んでしまう形ができていて。

分かりやすく言うとマジすか学園のラッパッパ的な感じ(いや違うんだけど)でライバル・荒地工業高校に四天王がいて、ネロ・ゾンビ(せいちゃん)・クインビー(十夢ちゃん)・赤犬(たなおちゃん)の4人なんですが、私はクインビー様が好きです。綺麗で可愛くて強いのに脆い女の子が好きすぎることでお馴染みの私選手…。

あとネロ役のなぁちゃんが舞台映えしすぎていて、板の上で息ができるタイプの人だ!となりました。ネロの笑顔が印象的なシーンがいくつかあって、天使の沙織が悪魔のネロに変わっていった象徴的な表現なのかなと思いました。なぁちゃんハマり役なのもあるけど、ちょっとモノが違うなという感じ。

ヒナ役の麟ちゃんも凄かった。狂言回しの役どころでとても難しかったと思うんですが、それを120%こなしてて技量の高さを感じました。

劇中のダンスもみんな揃ってて良かったなぁ~~~~「百合を咲かせるか?」は通常版より舞台版の方がかっこいい。あとオープニングの百合を咲かせるか?はゆいゆいソロ歌い出しだったのに、2回目の百合を咲かせるか?ではゆいゆいとなぁちゃんの2人で歌い出しだったところを見て、ネロがマジムリ学園の主人公になった瞬間だ!と思って興奮しました。

ゲストメンバーの使い方も上手!ゲスト目当てで来た人も楽しめるし、何回か通ってる人も楽しめるし、初見の人も楽しめるやつ。

ドラマ版だといまいち伝わらなかった部分も舞台だとしっかり描かれてたところも良かったです。ラマン先生(由依ちゃん)の背景とかリリィーの母親とか。逆にツヴァイ(おめぐちゃん)は舞台だけ見たら可愛さが伝わりにくいかもしれないので、ツヴァイ萌えしたい人はドラマ版見たらいいよ(でも私はツヴァイたんとアインツちゃん以外は舞台版の方が好きだよ)(ツヴァイたんとクインビー様が好きという偏った性癖が露呈する)

tsk22-2.hatenablog.com

 

という感じで舞台上で見える部分も良かったんだけど、何よりその裏側にある、稽古期間からこの舞台に懸けていた出演メンバーの青春をすごく感じたんですよね。全12回の公演のために出演メンバー(関係者)みんなでチームになって取り組んだっていうのが伝わってきて、それってまさに“AKB48”なんですよね…。

舞台「マジムリ学園」、2018年のAKB48を凝縮したと言っても良いコンテンツだと思います。

ノースリーブス全落で深く傷ついた私の魂はこうして救済されたのでした(おしまい)